金属疲労
また起きた遊園地での事故。92年の製造以来、車軸の交換をしていたかったそうです。これは大問題。車軸の破損の原因がまだはっきりしていないのですが、恐らく金属疲労によるものと思われます。圧力を金属にかけ続けると、過度の圧力無しに、金属疲労により壊れる。これは、2年前に、金属の“疲労分析”の授業で学びました。この金属疲労を見破るには、目視では到底発見できません。なぜなら、金属疲労はごくわずかな割れ目から徐々に進行していくからです。そして、ある地点を越えると一気に破壊します。ですから、精密な検査が必要となります。それなのに、“この日の始業前の目視点検でも異常なかった”と平気で言える経営者に驚きです。
実は、この“疲労分析”の科目を、事故が起きた当日に、卒業テストのために勉強し始めたばかりでした。当初、卒業テストの4教科の科目には入っていませんでした。それなのに、テスト当日の2日前に、教授から、“You have a problem.”と言われました。4教科のうちの2つを学部レベルの教科にしようとしていたのですが、学部レベルから2教科も取れないそうです。楽をしようとしていたのが間違いだった。それで、急遽この科目を勉強することになったのです。そのため、テスト日が1週間延びました。けれど、何ヶ月も前からテストの科目を教授に伝えていたのに、なぜ直前になってからこの問題が発覚するの?といいたいです。
最後に。この金属疲労の危険性はあまり広く知られていないようです。この科目を教えていた先生は、その分野で活躍している人らしいので、その人に今回の事故を分析してもらったほうがいいのでは?
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